ホワイト
ニング

歯を削ることなく、白い歯を手に入れることのできる医療機関でしかできない治療法です。
ホワイトニングは医療行為のため、「過酸化水素」「過酸化尿素」を配合したホワイトニング効果のある薬剤は、医療有資格を持つ者だけが取り扱うことができます。

セルフホワイトニングやホワイトニングの歯磨き粉に配合されている成分は、着色を落とすことを目的にしており、歯の色自体を白くするものではありません。

そのため、ホワイトニング効果は期待できないのですが、ホワイトニングはエナメル質内の黄色い色素を無色透明に分解して、歯を白くする効果が期待できます。

●見た目の印象を変える

歯を白くし、清潔感が出ることによって見た目の印象を変えることが期待できます。

●笑顔を作れる

自信をもって、笑顔を作ることが見込めます。
歯が白いとコンプレックスを減らすことにもつながります。

●虫歯予防になる

酸に対する抵抗性が高まるため虫歯予防につながります。
最近の研究で、ホワイトニングを行った歯とそうでない歯を比べると、ホワイトニングを行った歯のほうが虫歯に対する抵抗性が高まることがわかりました。

●若々しく見える

お顔全体が明るく若々しく見える傾向にあります。

●定期的なメンテナンスが必要

ホワイトニングは永久ではありません。
個人差はありますが何もしなければ早い人で数か月で後戻りするといわれています。
白さを持続するためには、定期的なメンテナンスが必要です。

●薬液が染みることがある

歯の状態（ひびや欠けがある）によっては、ホワイトニング中やホワイトニング後にしみることがあります。
薬が反応後は落ち着くため、24時間以内におさまります。

●ホワイトニングの効果に個人差がある

どの程度白くなるかは個人差があります。
抗生物質によって変色した歯（テトラサイクリン歯）は白くなりにくい特徴があります。

●被せ物や詰め物は白くできない

ホワイトニングは天然の歯にだけ反応します。
セラミックや被せ物・詰め物には反応せず、白くなりません。

オフィスホワイトニングは、歯医者でプロに行ってもらうホワイトニングです。
歯を白くする漂白効果を促進する特殊なライトを当てるため、一度で効果を実感しやすい特徴があります。
ホームホワイトニングに比べて濃度の高い薬剤を使用するので、短期間での効果が期待できます。

●オフィスホワイトニングのメリット

・自分で行う手間がない

歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、自分で行うことが面倒な方におすすめです。

・口内環境の改善ができる

オフィスホワイトニングをする前にクリーニングをして、汚れを落とすため口内環境を清潔にすることができます。

・短期間で白くなる

ホームホワイトニングは希望の白さになるまで、およそ2～3週間続ける必要があります。
オフィスホワイトニングは個人差がありますが、1～3回で希望の白さになることが多いです。

 

●オフィスホワイトニングのデメリット

・後戻りしやすい

ホームホワイトニングは時間をかけてゆっくり薬剤を浸透させるため、後戻りがしにくい特徴があります。
一方、オフィスホワイトニングは白くなることも早いですが、ホームホワイトニングに比べると後戻りしやすいです。

ホームホワイトニングは、患者様に合ったマウスピースを作製して、ホワイトニング用の薬剤を入れて装着することでホワイトニングする方法です。
透明のマウスピースを使用するため、周囲の方に気づかれにくく、自宅以外でもマウスピースと薬剤があればホワイトニングを行えます。

●ホームホワイトニングのメリット

・自分のペースでホワイトニングできる

クリニックに通う時間が取りにくい方は自分のタイミングで行えるホームホワイトニングがおすすめです。
少しずつ白くなるため、希望の白さになるまで調整しやすいです。

・費用を抑えることができる

最初はマウスピースの作製があり、費用がかかりますが、そのあとはメンテナンスのための費用と薬剤の費用だけでホワイトニングを継続することができます。

 

●ホームホワイトニングのデメリット

・自分ですべて行わなくてはいけない

薬剤の塗布、マウスピースの清掃も含め、すべて自分で行う必要があります。

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うホワイトニングです。
それぞれのホワイトニングを単独で行うより、短期間で白さアップが期待でき、効果も長持ちしやすい特徴があります。

そのため、結婚式や就職など、特定の日までに短期間で白くしたいと決まっている方におすすめの方法です。

●デュアルホワイトニングのメリット

・色が戻りにくい

デュアルホワイトニングは、徐々に白くなるホームホワイトニングも行うため、白さが後戻りしにくいです。

・きれいな白い歯になる

オフィスホワイトニングはある程度白くなると、繰り返し行っても効果を実感しにくいといわれています。
それ以上の白さを希望する場合には、より白くなるといわれているホームホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングをすることで白さを実感することができます。

 

●デュアルホワイトニングのデメリット

・費用がかかる

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方の費用がかかるため、その分費用が高くなります。

●オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは一度で効果を実感しやすいため、その日のうちに白くなります。
希望の白さにならない場合には、1週間程度あけて施術します。
平均で3回行うと希望の白さになることが多いため、3回行った場合には3週間程度かかることになります。

●ホームホワイトニング

ホームホワイトニングの場合には、就寝中の6～7時間装着することができ、毎日行った場合2週間程度で希望の白さになる方が多いといわれています。
毎日使用することができるため、2週間を過ぎても追加してホワイトニングをすると希望の白さの実現が期待できます。
一般的には、2～4週間続けることで効果を感じることができます。

 

オフィスホワイトニングは、薬剤の効果が24時間持続しているといわれています。
そのため、治療後の飲食物に関して注意が必要です。

飲食物では、「コーヒー」「赤ワイン」「カレー」「ぶどう」などを24時間控えることが大切です。

飲食物以外にも、タールが歯に付着して変色してしまうため「たばこ」を避けましょう。
そのため、たばこに関しては24時間だけでなく、ホワイトニング効果が継続している期間は控えることがおすすめです。

ホワイトニングの効果を持続するポイントとして、ステインを落としやすくする歯磨き粉の使用もおすすめです。
歯の表面にステインがつくと、歯がくすんだように見えてホワイトニング効果を実感しにくくなります。
そのため、プラークやステインがつきにくくなる成分が配合されたものを使用しましょう。

ホワイトニング効果を持続するためには、歯の色が気になった時にホームホワイトニングでタッチアップをすることが効果的です。
色が完全に後戻りをする前に、ホームホワイトニングで白さを持続しましょう。

また、汚れがついたままホワイトニングをすると、白さがまだらになることや、適切な効果を得られないことがあります。
定期検診を受けて、クリーニングで汚れがついていないかチェックしましょう。

ホームホワイトニングで白さを継続して、定期検診でお口の健康を維持していきましょう。